1ヶ月前のこの日
ふうちゃんとふたり 家にいた
ハラブチ君を迎えにいく直前
エンジンをかけ、
ふうちゃんの着替えをしようとした瞬間
TVから、地震警報
大きな地震がきます
すぐに ふうちゃんを抱きしめる
大きく大き揺れる
抱きしめたまままともに立っていられない
いろんなものが落ちてくる
靴もはかず、玄関の外に飛び出る
揺れがまた激しくなり、道路に飛び出る
激しく揺れる
電信柱が‥車が。
パジャマみたいな格好をさせてたから
額縁やら、ガラスやら散乱してるのをかき分け
ふうちゃんの服、おむつ、ストール
少しずつちょっとずつ取りに
家に戻る
また揺れる
外に出る
繰り返してると
雪が降ってくる
車の中に入ってラジオを聞きながら
暖かい服に着替えさせる
どうしようどうしようどうしよう‥
電話が繋がらない
迎えにいくか
ここで待つか
こんな時に限ってガソリンが全くなくて
ふうちゃんはあったかくてふんわりしてて
にこにこ私をみてる
しばらく車の中で待ってたら
一緒に仕事をしてたメンバーと一緒に
家にハラブチ君が戻ってきてくれた
みんなの顔を見た瞬間ほっとして
泣けてきた
呆然。パニックか‥。
気づくと外は真っ暗
電気も止まり、寒くてふうちゃんと布団にくるまってた
海馬さんのオイルランプ、大活躍の夜
家の中にはラジオもなく
何がどうなってるのか全くわからないまま
ふうちゃんを暖め、暖められながら
余震が続く夜を過ごした
パニックだったな
今思うと
かなり
次の日からずっと
ハラブチ君の実家にお世話になって
日をおうごとに現状がわかってきて怖かった
今も怖い
それでもみんあ側にいてくれるだけで
たくさん、心強かった
ありがたい
そして、みんな生きていてくれた
ありがとうございます。